みなさんこんにちは。プロクラスの村瀬です。今回は手書きで作成した画像や、JPEGやPNGなどのデータしか無い時に、さくっとIllustratorでパスデータに変換できる機能をご紹介いたします!
Illustratorの「画像トレース」機能
画像をもとにトレースを行い、デジタルデータに変換してくれる便利な機能です。解像度の低い画像や、手書きのイラスト、写真などをパス化してWebデザインや印刷データで加工しやすい形に変換できます。
今回はこの画像で試してみたいと思います!
この牛さんのイラストですが一枚の画像になってしまっており、線もぼやけてしまっています…!でも大丈夫、そうIllustratorなら!さっそくやってみましょう。
画像トレースの手順
①まずはIllustratorに画像を配置します。
ファイル>配置
②画像を選択した状態で、ウィンドウの中の画像トレースを選びます。
ウィンドウ>画像トレース
③画像トレースパネルで調整
「しきい値」と「パス」、「コーナー」、「ノイズ」のバーをいじってみました。
この辺りは画像によって調整具合が変わってくるので、試しながらいい感じのところをさぐってみましょう。
オプションの「ホワイトを無視」にチェックを入れると黒の部分のみパスが作成され、白の部分は透明になります。
思い通りの形になったら、左下のプレビューのチェックを外します。するとグレーで選択できなかったトレースボタンが出てきますので押しちゃいましょう。
④コントロールパネルの拡張ボタンでパス化
拡張ボタンを押せば、パス化の完了です!
じゃじゃ~~~ん!!!!
どうでしょうか、4ステップで画像からパスを作成することができました!
このパスデータになった牛さんは、色を変えたり境界線を付けたりすることもできます。
色や境界線をつけてみる
このままでは色を変えられないので、カラーを編集できるようにします。
編集>カラーを編集>RGBに変換
これで色を変更できるようになったので、お好みの色や境界線なんかをつけてみてください!
どうでしょうか、加工で夢が広がりますね!
お手軽にできますので、ぜひぜひ使ってみてください!
それではまた次回お会いしましょう~!