こんにちは、プロクラスの中山です!
WordPressの講座の中で「こんな機能を追加したい!」というご要望が特に多いのが「オンラインショップ」と「予約システム」です。今回は予約機能の方のプラグインをご紹介したいと思います。
目次
予約システムとは?
予約システムを入れればホームページ上の予約フォームから申し込めるようになるので、集客や顧客管理を大幅に効率化してくれます。
下記の画像のプロクラスのサイトでのお申し込みと同じような感じですね。
開催している講座と日付を選んで、予約フォームから申し込むことができます。
このような機能は、何らかセミナーや講座を開催されている会社や団体、個人で運営されてているサロンやハンドメイド教室などでのレッスン、お店でのイベント開催などの予約をホームページ上で行いたいという方からよくご要望をいただきます。
使い道は無限大です!
プロクラスのWordPress講座を受講された方にもオススメの機能です。
オススメのプラグイン「Events Manager」
予約システムのプラグインはさまざまなものが用意されており、例えば「ホテル宿泊予約に特化したもの」であったり、「マンツーマンレッスンに特化したもの」など、用途によって機能が異なっております。
今回は下記の条件でいろいろ調べて便利だな〜と思ったプラグイン「Events Manager」をご紹介いたします。
ただし、かなり多機能なため慣れないと設定にちょっと時間がかかります!今回は編集する必要はありませんが、HTMLが出てきたりもしますので覚悟してくださいね!
「Events Manager」プラグイン公式ページはこちら
プラグインに求める条件
プロクラスのように講座へのお申し込みを想定しています。
- プラグインの管理画面が日本語に対応している
- 自由に参加時間を選択するのではなく、あらかじめ決まったイベント日程に申し込んでもらう
- 申し込み定員を設け、「10人まで受付可能」などの設定をしたい
- 様々なカテゴリーの講座を実施し、それぞれ受講料金を変えたい
- 申し込んだ人の情報はWordPressの管理画面から確認できるようにしたい
「Events Manager」の使い方
まずはインストール
WordPressの授業を受けていただいた後を想定して、順を追って説明していきます。
まずは管理画面の「プラグイン」から「新規追加」を選び、Events Managerを検索してインストールしましょう!インストールした後に「有効化」を押すのを忘れずに。
インストール完了すると、左メニューに「イベント」というメニューが追加されているはずです。
このプラグインは日本語に対応しているのでわかりやすいですね。
イベントを新規作成
まずは設定画面が開かれたりしますが、とりあえず動きをチェックするために「イベントの新規作成」をしてみましょう!
イベントの基本情報
編集画面の上の方にある記事のタイトルと本文は通常の投稿と一緒ですね。
右のほうに「開催期間」という欄があるので、講座を開催する日付と時間を入れましょう。
続いて、下の方にある項目も埋めていきましょう。
開催場所
住所の順番が日本語化されておらず、番地などが先に来てしまうので項目名は無視して入れてしまいましょう。*がついている箇所は必須なので、上から順番に項目を埋めていきます。
オンライン講座などの場合は「物理的な開催場所は設定しない」にチェックをいれればOKです。
チケット情報
「編集」を押すとチケットの価格(講座の受講料)を入力することができます。講座ごとに金額を設定できるのでありがたいですね。
また、講座に定員数がある場合は「席数」を設定しましょう!
下の方にある「最終〆切日時」で受付の締め切り時間を設定することができます。
イベントカテゴリー
右のほうにある「イベントカテゴリー」を設定することができますので、必要に応じて設定しておきましょう。
イベントを「公開」しよう
入力した通りのイベント詳細が完成しますので、表示を見てみましょう。
日付が英語表記になっており、左右逆なのが気に入りませんね。
また、日時の右のほうに出てきている「地図が利用できません」という表示も邪魔です。
お申し込みの部分はこのような感じです。価格がドル表記になっているのもイヤですね。
これらは設定画面で直していきましょう。
設定を調整
※設定のページで保存ができない(403エラーと表示される)場合は、サーバーのWAFの除外設定が必要です。(難しい場合は編集の間だけOFFにしていただくと保存できるようになります。編集完了後ONにするのをお忘れなく)
下記は、ロリポップ!レンタルサーバーの場合。
日付の修正
まずは日付の順番がおかしい点を修正しましょう。
「イベント」>「設定」>「書式設定」>「日時」
「d/m/Y」は「日/月/年」のことなので「Y/m/d」に書き換えてしまいましょう。
2019年9月20日の場合…「20/9/2019」が「2019/9/20」に変わります。
地図表示部分の削除
次に、「地図が利用できません」という表記を消してしまいましょう。これは本当はGoogleマップを利用することができるのですが、APIの登録などややこしいことをしないといけないため、ハードルが高いのでいっそ消してしまおうかと思います。自分でGoogleマップをページ内に埋め込んでいただく方が簡単です!
先ほどの「日時」と同じページの上の方にある「イベント」を開き、「イベント詳細ページの書式」という入力欄を開きましょう。このあたりはHTMLが並んでいて、慣れない方は不安ですね。
この部分の青にしてある1行をまるごと削除してしまいます。
#_LOCATIONMAPという部分が「地図が利用できません」を表示しているプログラムです。
削除して「変更を保存する」を押しておきましょう。
違う部分も一緒に間違えて削除してしまわないように、慎重に消しましょう。
金額をドル表記から日本円表記に修正
今度は「書式設定」のお隣の「予約管理」を開きます。
「価格のオプション」に「通貨」の設定があるので、こちらを日本円(JPY)に変更しましょう。
これで最低限の編集は完了です!
固定ページの一覧を見ると、「イベント」や「My予約」など必要なページが自動的に作成されているので、これらをメニューなどに設置することでサイト訪問者が見られるようになります。
固定ページ:イベント
あとは、イベントにお申し込みがあった時のメール設定なども「イベント」の「設定」>「メール設定」の中にありますので、実際にテスト申し込みなどをしながら調整してみてください。
受講日までに受講料金を振り込んでいただく場合には、お申し込み受け付けのメールに振込先銀行口座を書いておくといいですね。
ここまでで最低限の予約システムが動くところまで完成です!
申し込んだ人は管理画面から確認できる!
講座に申し込む方は、下記のような内容を入力して送信することになります。
申し込みが送信されると申し込んだ方へログインパスワードと自動返信メールが届きます。
また、管理者の方にも「承認待ちの予約」というメールが届くので、管理画面で見てみましょう。
ちゃんと申し込みが登録されていますね!
受講料の振込後に承認するのか、または席が確保できたら承認するのかなどルールはサイトによって異なるかと思いますが、承認ボタンを押すとこの方の予約は確定ということになります。
申し込んだ方へも「承認済みの予約」というメールが配信されます。メールの文面は「ご予約を承りました」など、わかりやすい表現に変えていただいた方がいいですね。
予約管理の機能
予約の承認だけでなく、「将来のイベント」を「過去のイベント」に変更して過去に実施したイベントへの申込者一覧を出したり、ステータスによって絞り込み表示を行ったり顧客管理が簡単にできてしまいます!
なんとCSVでの一括出力も可能です。とても便利ですね。
デザインのカスタムも可能!
おそらく、ここまでの編集だけだったら「もうちょっと見た目にこだわりたいなぁ」という気持ちがわいてくると思います。
ここから先はHTMLやCSSの知識を持って編集していく必要があるので、少し大変です。
実際にプロクラスのWordPress講座を受講された方から予約システムをつけたいというご要望をいただき、設置させていただいた例が下記のサイトです。
■京都マナー文化協会さま ホームページ
https://manabunka.jp/
こちらのサイトはデザインのカスタムも行わせていただいたので、プラグインそのままよりもかっこいいデザインになっています。
CSSやHTMLの知識があれば結構細かいところまでデザインをカスタムすることが可能です。デザインにこだわりたい人はぜひHTMLやCSSを勉強してみてくださいね!
※正直、一から勉強するよりもプロに頼んだ方が手っ取り早いのが事実です。ご自身では難しそうでしたらプロクラスで作業させていただく際のお見積もりも可能ですので、お気軽にご相談ください。
他にも様々な機能が!
イベント開催を外部から受け付けたり、イベント検索の条件を変えたり、細かい設定が他にもたくさんあります。
「繰り返しイベント」を登録すると毎週、毎月、または毎日開催するイベントを作成することも可能です。
イベントのご予約をホームページで受け付けたいな〜とお悩みの方はぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。