こんにちは、プロクラスの渡辺です。
普段はillustratorやPhotoshopをメインに使用して作業をしていますが、今回はPowerPointを使ってテンプレートを作りたかったので調べたことを備忘録として残しておきたいと思います
ちなみに私はパワーポイントについては年に1回触るかどうか…というレベルです!
PowerPointのテンプレートは「スライドマスター」というのを使ってテンプレートを作ることが可能です。
自作テンプレートを作っておくと資料を作成するときの手間が少し減るかな~と思います!
目次
01.スライドマスター
スライドマスターを使ってパワポのテンプレートを作成していきます。
スライドマスターがどこにあるか分からなかったらテンプレートも作れない…!
スライドマスターを開く
まずはまっさらな新規パワポを開きます。
上部にあるメニューから「表示」を押して「スライドマスター」を押す。
そしたらスライドマスターの表示に変わります。このスライドマスターで色々な設定をしていきます。
スライドマスターを閉じる
スライドマスターを開くということは、閉じることも可能です。
スライドマスターを開いたら上部のメニューに「スライドマスター」が追加されるので押して、「マスター表示を閉じる」を押したらいつものパワポ表示に切り替わります。
02.スライドのサイズ
スライドマスターを表示できたらまずは「スライドのサイズ」を決めてしまいましょう。
後からでも変更はできるのですが、サイズだけ変わってその他のパーツはサイズが変わりません。
すごく手間なので、可能な限りテンプレートを作る前にスライドのサイズは決めておくのがいいと思います。
標準があるのに、最近のMicrosoftは新規作成をすると「ワイド画面」が開くんですよね。
なので、4:3でテンプレートを作る場合は要注意です!
※ワイド画面の比率はモニターでプレゼンすることを想定されていそうです
また、あまりないと思いますが、自分でスライドのサイズを決めることも可能です。
レターサイズとかハガキとかあるので、ちょっとデザインをしたお手紙のテンプレートを作る時とかいいのかもしれません。
03.マスターとレイアウト
サイズを決めたらいよいよテンプレートを作成していきます。
左側にいっぱいページが並んでいるのですが、これらを調整してテンプレートにしていきます!
マスター
このスライドのベースを設定できます。例えばフォント設定やフッターなど。
マスターで設定したものは、その下に並ぶレイアウトに反映することが可能ですがマスターと同じ構造になっているものだけに反映されるものがあったりするので様子を見ながら作業したほうがよさそうです。
レイアウト
マスターとは別に1レイアウトごとにデザインを設定することができます。
例えばこんな感じで複数のレイアウトを用意しておくことが可能になります。
マスターに影響しないので、表紙のタイトルは30pxだけど、セクションや見出しは20pxにする。ということが可能になります。
テンプレートを作る時は8~9割「レイアウト」の調整・増減になります。
04.マスターの調整
先に説明した通り、マスターはこのスライドマスターのベースになります。
とはいえ、細かいデザインはレイアウトでするやん…と思いますが、書式設定だけじゃなく、フッター・ページカウント・日付もマスターで調整しておくとラクです!
書式設定
左側でマスターを選択したままにしておきます。
右側にはベースになるテンプレートがすでに用意してあるので、こことメニューを色々触っていきます。
フォント
スライドマスターメニューの中に「フォント」があるのでクリックすると、色々なルールが表示されます。
元々Microsoftが用意してくれているものでもいいですが、自分でテーマのフォントを調整したいときは一番下の「フォントのカスタマイズ」をクリックします。
英数字用のフォント、日本語文字用のフォントをそれぞれ指定することができるので、こだわりたいときはとことんこだわることが出来そうです
また、名前を付けて保存も可能なので分かりやすく名前を付けておくのもおすすめです。
フッター
メニューにある「マスターのレイアウト」をクリックしたらマスターで表示するものを選ぶことが出来ます。
その中に「フッター」とありますが多分一般的にはcopyrightを挿入しているのではないかなと。
フッターの文言変更はスライドマスターのメニューから飛び出て操作をします。
挿入を押して、挿入のメニューにある「ヘッダーとフッター」を押します。
そしたらスライドスライドに追加する文言や指定が入力できるのでここを編集します。
例えば、フッターにチェックを入れて文字を入力
その後「全てに適用」をするとマスター・レイアウトすべてに適用されます。
日付と時刻
そのままヘッダーとフッターで設定できるものを設定していきます。
日付と時刻を自動で挿入することが可能です。
注意点は「自動更新」は「パワーポイントを新規作成した日」が挿入されることです。
なので、資料を提出する日の日付にする必要がある場合など、変更することが前提であれば「固定」で問題ないかなと思います。
また、日付の表示方法も限定されている為「2025.06.05」などのような表記にしたい場合も「固定」にしておくといいです。
スライド番号
これはスライド番号を付けるかどうか、になります。
基本的にはチェックを入れておけばいいかなと思います。
ただ、スライド番号に表紙はカウントしたくない!ということもあると思います。
そんな時は、スライドマスターメニューに戻って「スライドサイズ」⇒「ユーザー設定のスライドのサイズ」を押します。
そこで「スライド開始番号」を変更できるので、0にしておきましょう。
そしたら表紙は「0」になります!
05.保存
スライドマスターの最初の設定をしていきました。
思ったより長くなっちゃったので、レイアウトはまた今度続きを残したいと思います
最後に今までした設定を保存しておきます!
まずはマスター表示を閉じます。
その後、任意の場所に保存していただくのですが、保存するときのファイル形式を「PowerPoint テンプレート(*.potx)」にしておくといいかなと思います