こんにちは。
プロクラスの国府です。
プログラミングは、私たちの現代社会においてますます重要な役割を果たしています。しかし、ソフトウェア開発のプロセスは複雑化し、大規模で複雑なコードベースを効果的に管理する必要があります。そのため、コーディング手法はプログラマーにとって非常に重要なスキルとなります。
今回は、「プログラミングのコーディング手法」について書いていきたいと思います。
なぜ、プログラミングのコーディング手法が必要なのか?
- 可読性と保守性の向上
長期間にわたってコードを保守し、改良する必要がある場合、可読性と保守性は非常に重要です。良いコーディング手法を適用することで、コードの理解が容易になり、他の開発者が追加の作業を行いやすくなります。
- バグの最小化
コーディング手法は、バグを最小限に抑えるための手段となります。適切なエラーハンドリング、デバッグ技術、テスト駆動開発(TDD)の実践など、コーディング手法を用いることで、バグを予防し、早期に発見して修正することができます。
- パフォーマンスの最適化
効率的なアルゴリズムとデータ構造の選択、最適なループ構造や条件分岐の使用など、コーディング手法はパフォーマンスの最適化にも役立ちます。適切な手法を使用することで、コードの実行速度やリソース使用量を最適化し、効率的なプログラムを実現できます。
- コードの再利用性の向上
コーディング手法は、コードの再利用性を高めるための指針を提供します。オブジェクト指向プログラミングの原則やモジュール化の手法を適用することで、汎用的なコンポーネントやライブラリを作成し、複数のプロジェクトで再利用することができます。
具体的なプログラミングのコーディング手法
上記の理由は、理解できていただけたかと思います。それでは具体的にどのようにすれば良いか説明していきたいと思います。
- 可読性と保守性の向上
- コードの一貫性を保つ
条件文のスタイルを統一します。インデント、括弧の位置、スペースの使用など、一貫性のあるスタイルガイドに従うようにする。
Prettier(JS, TS, その他)やclang-format(C系のプログラム)などのコードフォーマットツールを使うと便利。
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- 条件文の条件を理解しやすいようにする
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- 関数やメソッドの戻り値は、関数やメソッドのブロックの最後に一つだけ書くようにする
関数内で複数のreturn文があるとどこで関数が終わっているか分かりずらい。デバッグする時にreturn文直前にダンプするだけなので楽。
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- 変数、関数、クラスの識別子に分かりやすい名前をつける
参考サイト(識別子(変数名や関数名など)の命名ガイドライン)
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- 適切なコメント・ドキュメンテーションの作成
JavaでいうところのJavadocなど他のプラグラム言語にもにたようなものはある。
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- 関数やメソッドの分割
参考サイト(若手に捧ぐJavaのクラス分けメソッド分けの粒度について一つの目安を語る)
- バグの最小化
- 変数と定数を使い分ける
初期化した後、変更する必要がない場合は定数を使うようにする。
これは、保存した内容が予期せぬ上書きを防ぐことができる。
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- 関数やメソッドの仮引数は、上書きしない。
仮引数を上書きしてしまうと、最初に渡された情報が入っていると思い込み間違って使用してしまう可能性がある
- パフォーマンスの最適化
- DBのクエリー分は、必要な分だけを取得するようにする。メモリーを消費しない為。
- ループ構造をできるだけ少なくする。計算量を小さくしCPUやメモリーの消費量を抑える為。
- コードの再利用性の向上
- 重複を排除する
- 部品の独立性を高める
- コードレビュー
プログラマーでミーテイングを開き、実際にコードをみてアドバイスをもらうことでより良いコードを書けるようになるかも。
本の紹介
より良いコードを書くために、おすすめの本を紹介したいと思います。
いかがでしたでしょうか。これで素敵なコードが書けそうですね。
それでは、また次回に。