カラーチャンネルで色当てクイズ!第2回:CMYK篇




こんにちは、プロクラスの和方です!
今回は以前書いた「カラーチャンネルで色当てクイズ!第1回:RGB篇」の第2弾として、CMYKのカラーチャンネルでクイズを出したいと思います。
RGBは色が混ざれば混ざるほど明るくなっていく(※a)のに対して、CMYKは色が暗くなっていきます(※b)。
絵の具を混ぜれば混ぜるほど色が濁って黒に近くなっていくのを思い浮かべてもらうとわかりやすいかと思います。

※a…RGB=「Red(レッド),Green(グリーン),Blue(ブルー)」で構成され、色が混ざるほど明るくなる
※b…CMYK=「Cyan(シアン),Magenta(マゼンタ),Yellow(イエロー),Key plate(黒、墨)」で構成され、色が混ざるほど暗くなる

今回もPhotoshopで、上のようにそれぞれの色のカラーチャンネルを別々に見てみましょう。
RGBの時はチャンネルが3つでしたが、CMYKは黒のチャンネルを含めチャンネルが4つになります。
今回は4つのカラーチャンネルを見て実際の写真がどんな色をしているかを当ててみてください!

カラーチャンネルの見方

まずはRGBの時と同じく、普通の写真がカラーチャンネルで見るとどのような見え方になるのかをみてみたいと思います。
上の画像は風鈴の写真ですが、これをチャンネルに分けると下のようになります。

①一番上にある黄色い風鈴はY(イエロー)が強く暗くなっているのがわかります
RGBの時は強い色ほど白く(明るく)なっていましたが、CMYKだと反対になっていますね。
②黄色い風鈴の下にある青い風鈴はC(シアン)が強く、それ以外の色は白く抜けています。
③CMYKには赤色が存在しないため、赤を表現するためにはM(マゼンタ)とY(イエロー)の混色で表現されます。

さあ、これでなんとなくカラーチャンネルの性質はおわかりいただけたでしょうか?
ここからは、CMYK各チャンネル4枚の画像を見比べて、示した箇所の色を当てていただくチャレンジをしていただきたいと思います!

第1問:花

1問目はこちらの画像です。
赤で囲んでいる花の色を答えてください。
夏といえばの「あの花」ですが、明らかに暗くなっているチャンネルがありますね。
(答えは下にスクロールしてください)

正解は黄色です!
ひまわりの色=黄色なので考えなくてもわかった方もいるかと思いますが。。
明らかにYのチャンネルだけ暗かったので、黄色が際立っているのが予想できたと思います。

第2問:スイカ

2問目はこちらの画像です。
これもみんなが知っている果物なので色の予想は簡単ですね!
考える必要もありませんので答えを見てみましょう。
(答えは下にスクロールしてください)

正解は黄色です!
引っかかった方はいるでしょうか??
スイカ=赤ではないので、チャンネルをしっかりと確認された方は黄色いスイカであるとわかったと思います。

第3問:熱帯魚

3問目はこちらの画像です。
最後の問題は熱帯魚です。
いろんな色が混ざり合った綺麗な魚なので、全体の色味をイメージしてみてください。
(答えは下にスクロールしてください)

正解はこんな色の熱帯魚でした。
胴の部分は紫のような色でヒレは黄色くなっていますね。
バラバラのチャンネルからここまで複雑な色が予想できれば、かなり色彩感覚が強いかもしれません。


いかがだったでしょうか?

今回はRGBに続きCMYKカラーチャンネルから実際の色を予想していただきました。
印刷物などのデザインをする際は知っておいて損はない知識かと思いますので、ご興味のある方はぜひ勉強されてみてはいかがでしょうか!