こんにちは、プロクラスの和方です!
皆さんは小学校の時に「三原色」という言葉を習ったことがあるでしょうか?
テレビやパソコンなどのモニターから見える色の元になるのが「光の三原色」(※a)、絵の具や印刷物などから見える色の元になるのが「色の三原色」(※b)と言います。
※a…RGB=「Red(レッド),Green(グリーン),Blue(ブルー)」で構成され、色が混ざるほど明るくなる
※b…CMYK=「Cyan(シアン),Magenta(マゼンタ),Yellow(イエロー),Key plate(黒、墨)」で構成され、色が混ざるほど暗くなる
RGBの混色の特徴として、R+G=黄色、G+B=水色、R+B=マゼンタのような色になっていきます。
CMYKの混色の方が皆さんイメージしやすいと思いますが、C+M=紫、M+Y=赤、Y+C=緑となります。
Photoshopなどの画像編集ソフトを使うと、上のようにそれぞれの色のカラーチャンネルを別々に見ることができます。
各チャンネルの色濃度がグレースケールで見ることができ、画像の中にどれくらいそのチャンネルの色が含まれているかを調べることができます。
今回はそんな3つのカラーチャンネルを見て、実際の写真の色を当ててみよう!というかなりマニアックなクイズを作ってみました。
第1回は「RGB篇」と称し、光の三原色をベースとした問題を作ってみましたので、ぜひチャレンジしてみてください。
目次
カラーチャンネルの見方
まずは前提として、普通の写真がカラーチャンネルで見るとどのような見え方になるのかをみてみたいと思います。
上の画像は冷たくて美味しそうなかき氷の写真ですが、これをチャンネルに分けると下のようになります。
①赤いシロップのかき氷はR(レッド)だけ真っ白になっているのがわかるでしょうか?
これはRチャンネルのシロップの部分が強く(明るく)出ており、GBチャンネルは弱く(暗く)なっているということになります。
②また、青いシロップはRチャンネルが弱く、GBチャンネルが強く出ているのがわかると思います。
③バックのひまわりに関しては、Bが全く含まれていないので真っ黒になっていますね。
さあ、これでなんとなくカラーチャンネルの性質はおわかりいただけたのではないでしょうか?
ここからは、RGB各チャンネル3枚の画像を見比べて、示した箇所の色を当てていただくチャレンジをしていただきたいと思います!
第1問:花火
1問目はこちらの画像です。
赤で囲んでいる花火の色を答えてください。
ヒントとしてはGBのチャンネルに比べてRがとても明るいことがわかると思います。
(答えは下にスクロールしてください)
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正解は赤です!
これは結構わかりやすかったのではないでしょうか?
明らかにRのチャンネルだけ明るかったので、かなり赤色が強いのが予想できたと思います。
第2問:水風船
2問目は水風船の画像です。
ヒントはBのチャンネルだけが特筆して暗いことです。
かき氷の説明で同じパターンが出てきましたね。 (答えは下にスクロールしてください)
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正解は黄色です!
冒頭でもお伝えしましたが、RGBの場合RとGが組み合わさると黄色に近い色になっていきます。
第3問:浴衣の帯
最終問題の3問目は浴衣を着た女の子の帯の色を当ててみましょう。
ヒントはGのチャンネルだけが微妙に暗く見えますね。
あとは全体的に色が明るくなっています。 (答えは下にスクロールしてください)
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正解はピンク色です!
微妙な色合いなので難易度は高いですが、Gに比べるとRとBが強かったはずです。 したがって色のベースはマゼンタのような色に近いことがわかります。 さらにRGBそれぞれが強いので色はどんどん白に近づいていきます。
いかがだったでしょうか?
今回はRGBかくカラーチャンネルから実際の写真を予想するという、マニアックなチャレンジをしていただきました。
しかしながら普段モニターで見ている色が、どのような組み合わせや情報を基に映し出されているのかということがお分かりいただけたかと思います。
これから色を見るときはなんとなくRGBを頭に思い浮かべながら見てみてはいかがでしょうか!