こんにちは、プロクラスの和方です!
12/9に大阪梅田で開催されていたWebクリエイターボックスManaさんによる特別セミナーに参加してきました。
今回参加した目的の大きな理由は、国内で多くのフォロワーを持つブログを運営しながら、web制作の最新情報に精通しているmanaさんが、webにおいて普段どんな事に注目し、これからのweb制作にどんなビジョンを持っているのかを、少しだけでも知りたいと思ったからです。
結論から言うと、とてもためになる情報を得ることができ、これからのweb業界を想像して身を引き締める思いになり、とても貴重で有意義な体験ができました。
今回は公演の内容と、それに対して僕が感じたことを書ける範囲でいくつかあげてみようと思います。
デザイナーがデザインをする必然性について(※ここでいうデザインはあくまで視覚的に見える部分のことです)
これは公演の冒頭でお聞きした話しで、序盤で一気に凹みました(笑)
web業界に身を置きながら知らなかったことで、恥ずかしさ半分、驚愕半分といった内容なのですが…現在webデザイナーによるデザイン&コーディング作業は一部縮小傾向にあるそうです。
というのも、昨今AIによるデザイン精度の向上や、CMSによるweb制作の簡易化、海外への安価なアウトソーシングなど、デザイナーが作業にかけるコストは減り、デザイナーがデザインを行う必然性がなくなりつつある現状だそうです。怖いですね。。
モーションを踏まえた提案
今やwebサイトで、ホバーアクションやパララックスなど、動きのある表現を見ないサイトはないと言っていいほどで、モーションがついていないと「なんか地味…」と思われてしまうこともあるでしょう。
また、そういった「動き」の表現は単なる飾りではなく、ユーザビリティにも深く影響しています。
そういった中で、従来の静止画型ワイヤーだけでは、サイトの最終形のイメージや使い勝手が十分にクライアントに伝わらない事態にもつながります。
今後は、プロトタイプを効果的に使い、モーションを踏まえた設計・提案をしていければ、クライアントの満足度も上がり、サイトの精度も上がるのではないでしょうか。
webデザイナーの力は調査・企画力へ!
上述したように、デザイン作業がAIや外注に台頭されるようになってしまったら、デザイナーは何をしたらいいのかという話題になってくるはずです。
そこで、今後デザイナーに必要になるのは、webサイトの問題を見つける解析力や調査力、どういったデザインがユーザーに響くのかを考えることができる企画力といった、ディレクション能力なのだそうです。
まだまだAIには補完できない、人間の感性に訴えかける体験のデザインだとか、そういったイメージを的確に外注に指示する作業が残っているのだと感じます。
これは多分webだけに限らず、様々なプロダクトやエンターテインメントにも言えることだと思いますし、「ユーザー中心設計」という言葉があるように、どんな業種であれ最終的にサービスが届く先には人がいることをしっかり意識することが大事なのかもしれません。
以上、今回のセミナーで恐怖感半分僕が特に考えさせられたことを書いてみました。
これからも考えることをやめず、日々新しい事に身を向けていこうと思いました!