「うちの子、ゲームばかりしていて将来が心配…」
「プログラミングって流行っているけど、本当に習わせる意味があるの?」
みなさんこんにちは、プロクラスの吉田です。
保護者の方とお話ししていると、この2つの質問を本当によくいただきます。今日はその疑問に、私の意見ではなく「データと事実」でお答えしようと思います。
先に結論を言ってしまいましょう。断言します。プログラミングはもう「一部の理系の子のための特別な習い事」ではありません。これからの時代の「読み書きそろばん」です。
かつて英語が「話せると有利」だった時代から「話せて当たり前」の時代に変わったように、プログラミングも「できると有利」から「できて当たり前」へと、今まさに移行している真っ最中です。そして「移行している真っ最中」というのがポイントです。全員ができるようになる前の今だからこそ、先に始めた子が大きなアドバンテージを手にできるのです。
それでは、子どもの頃からプログラミングを学ぶと将来有利になる5つの理由を、順番に見ていきましょう。
目次
理由1【受験で差がつく】大学入試に「情報Ⅰ」が加わった

「プログラミングは受験に関係ないから後回し」— この常識は、すでに過去のものになりました。
2025年1月の大学入学共通テストから、プログラミングを含む「情報Ⅰ」が正式な出題科目になり、国立大学の多くで事実上の必須科目となっています。つまり今の小学生が大学を受験する頃には、プログラミングの素養が英語や数学と同じ「入試の得点」に直結するのです。
想像してみてください。水泳の授業が始まる前から、海で泳ぎ慣れている子。その子にとって、授業もテストも「いつもの遊びの延長」です。一方、初めてプールに入る子は、水に顔をつけるところからのスタートになります。
子どもの頃からプログラミングに親しんでいる子にとって、「情報Ⅰ」はまさに「泳ぎ慣れた海」。暗記で乗り切ろうとするライバルを尻目に、楽しみながら得点源にできる科目になります。
理由2【就職に強い】IT人材は2030年に最大79万人不足する

経済産業省の調査によると、日本のIT人材は2030年に最大で約79万人不足すると試算されています(経済産業省「IT人材需給に関する調査」)。
79万人というと、京都市の人口の半分以上に相当します。それだけの「席」が空いたまま、埋まらないのです。
需要と供給の関係はシンプルです。足りないものの価値は上がります。実際、ITエンジニアの平均年収は全業種の平均を大きく上回り、経験を積んだエンジニアは働く場所も働き方も自分で選べる時代になっています。
さらに大事なのは、これが「IT業界だけの話ではない」ということです。農業も、医療も、お菓子屋さんも、あらゆる仕事がITと切り離せなくなりました。どんな道に進んでも、プログラミングがわかる人材は重宝される— これが今の日本の現実です。
理由3【AI時代を生き抜く】「AIに使われる側」ではなく「使いこなす側」へ
「これからはAIの時代。プログラミングなんてAIがやってくれるのでは?」
鋭い質問です。しかし、ここに大きな誤解があります。
AIは魔法のランプではありません。「何を」「どういう手順で」やってほしいのかを、筋道立てて伝えられる人にしか、本当の力を発揮してくれないのです。そして、この「筋道立てて考え、正確に伝える力」こそ、プログラミング学習で鍛えられる力そのものです。
料理に例えてみましょう。優秀なシェフ(AI)を雇っても、「なんか美味しいもの作って」としか言えない人と、「30分以内で、子どもが喜ぶ、卵を使わない主菜を」と指示できる人とでは、出てくる料理がまったく違います。
AI時代に価値が下がるのは「言われた通りに作業する力」で、価値が上がるのは「AIへの指示を設計する力」。プログラミングを学んだ子は、AIに仕事を奪われる側ではなく、AIを部下として使いこなす側に立てるのです。
理由4【一生モノの思考力】プログラミングは「考える力の筋トレ」
ここまで受験や就職の話をしてきましたが、実は私が一番お伝えしたいのはこれです。
プログラミングで本当に身につくのは、コードを書く技術ではありません。大きな問題を小さく分解する力。規則性を見つける力。うまくいかないとき、原因を探して試行錯誤する力。いわゆる「論理的思考力」です。
プログラミングの世界では、エラーは「失敗」ではなく「ヒント」です。動かない原因を探し、仮説を立て、直して、また試す。この繰り返しは、まさに「考える力の筋トレ」。筋肉と同じで、思考力も若いうちに鍛えるほどよく育ちます。
この力は、受験にも、仕事にも、日常生活のトラブル解決にも効く「一生モノのOS」です。詳しくは過去記事「暗記をやめて「構造」を見抜く8つの思考法」でも書いていますので、ぜひあわせてお読みください。
理由5【好きが武器になる】ゲーム好きの子ほど伸びる

最後に、冒頭の「うちの子、ゲームばかりで…」というお悩みにお答えします。
実は、プログラミング教室の講師にとって「ゲームが大好きな子」は原石中の原石です。なぜなら、ゲームが好きな子は「このゲーム、どうやって動いているんだろう?」という好奇心の種をすでに持っているからです。
プロクラスキッズでも、大好きなマインクラフトの世界で「作られたゲームで遊ぶ側」から「ゲームの仕組みを作る側」に回った瞬間、目の色が変わる子を何人も見てきました。夢中で遊んでいた時間が、そのまま学びの時間に変わるのです。
「ゲームを取り上げる」のではなく「ゲームの向こう側を見せてあげる」。これが、ゲーム好きのお子さんの才能を伸ばす一番の近道だと、私は考えています(子供にプログラミングを学ばせる前に知ってほしいこともご参考に)。
まとめ:始めるのに一番早いのは「今」
今日お伝えした5つの理由をまとめます。
- 大学入試の「情報Ⅰ」で、プログラミングが得点に直結する時代になった
- IT人材は2030年に最大79万人不足。プログラミングがわかる人材は引く手あまた
- AIを「使いこなす側」に立つための思考力が身につく
- 問題を分解し、試行錯誤する「一生モノの論理的思考力」が育つ
- ゲーム好きの「好き」が、そのまま将来の武器になる
語学もスポーツも楽器も、早く始めた子ほど自然に身につくもの。プログラミングも同じです。そして冒頭でお話しした通り、「できて当たり前」になる前の今こそ、先行者利益が一番大きいタイミングです。
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