Chrome DevToolsで学ぶJavaScriptデバッグ入門




こんにちは!プロクラスの國府です。
JavaScript を書いていて「エラーが出て動かない!」「思った値が入ってない!」という経験はありませんか?
そんなときに強力な味方になるのが Chrome DevTools の JavaScript デバッガ です。
本記事では、簡単なサンプルコードを使いながら ブレークポイント・ステップ実行・変数確認 などの基本的なデバッグ方法を解説していきます。

デバッグ練習

計算アプリ

+

結果: ?

<!DOCTYPE html>

<html lang=”ja”>

<head>

  <meta charset=”UTF-8″>

  <title>デバッグ練習</title>

</head>

<body>

  <h1>計算アプリ</h1>

  <input type=”number” id=”num1″ value=”5″> +

  <input type=”number” id=”num2″ value=”3″>

  <button id=”calcBtn”>計算</button>

  <p>結果: <span id=”result”>?</span></p>

  <script>

    document.getElementById(“calcBtn”).addEventListener(“click”, () => {

      const a = document.getElementById(“num1”).value;

      const b = document.getElementById(“num2”).value;

      // 本当は数値の加算をしたいのに文字列連結になる

      const sum = a + b;

      document.getElementById(“result”).textContent = sum;

    });

  </script>

</body>

</html>

このプログラムは「5」と「3」を入れてボタンを押すと 53 と表示されてしまいます。
原因をデバッガを使って探してみましょう。上がブラウザ表示、下がソースです。ソースのファイル名を「js_debug.html」としています。

DevTools の開き方
  • ショートカットキー

    • Mac: ⌘ + Option + I

    • Windows: Ctrl + Shift + I

  • またはページ上で右クリック → 「検証」

開いたら Sources タブ に切り替えます。

Sourceタブを開いたら、左側ペインの「js_debug.html」を選択する

ブレークポイントを設定する

const sum = a + b; の行番号をクリックして赤丸を付ける

「計算」ボタンをクリックして処理を実行すると、その行で一時停止します

ステップ実行の使い方

デバッガが停止したら、画面上部の操作ボタンでコードを進められます。

Resume (F8) → 次のブレークポイントまで進む

Step Over (F10) → 次の行に進む

Step Into (F11) → 関数の中に入る

Step Out (Shift+F11) → 関数から抜ける

変数の中身を確認する

右側の Scope パネルで、変数 a と b を確認すると、どちらも “5”, “3” の 文字列 になっていることがわかります。

原因は input.value が文字列を返す からです。

修正してみましょう。

文字列を数値に変換してから足せばOKです。

const a = Number(document.getElementById(“num1”).value);

const b = Number(document.getElementById(“num2”).value);

const sum = a + b;

再度実行すると、正しく 8 が表示されます

条件付きブレークポイント
  • 行番号を右クリック → 「条件付きブレークポイントを追加」

  • 例: a === "5" のときだけ停止する

大規模なコードを効率的に調べたいときに便利です。

まとめ

console.log() も便利だけど、デバッガなら実行を止めてじっくり調べられる

基本操作は「ブレークポイント」「ステップ実行」「変数確認」

慣れてきたら「条件付きブレークポイント」「XHR監視」なども活用可能

このサンプルをベースに、実際の開発でもぜひ DevTools を活用してみてください