Chrome DevToolsで学ぶJavaScriptデバッグ入門 2025/8/25 COLUMN こんにちは!プロクラスの國府です。JavaScript を書いていて「エラーが出て動かない!」「思った値が入ってない!」という経験はありませんか?そんなときに強力な味方になるのが Chrome DevTools の JavaScript デバッガ です。本記事では、簡単なサンプルコードを使いながら ブレークポイント・ステップ実行・変数確認 などの基本的なデバッグ方法を解説していきます。 デバッグ練習 計算アプリ + 計算 結果: ? <!DOCTYPE html> <html lang=”ja”> <head> <meta charset=”UTF-8″> <title>デバッグ練習</title> </head> <body> <h1>計算アプリ</h1> <input type=”number” id=”num1″ value=”5″> + <input type=”number” id=”num2″ value=”3″> <button id=”calcBtn”>計算</button> <p>結果: <span id=”result”>?</span></p> <script> document.getElementById(“calcBtn”).addEventListener(“click”, () => { const a = document.getElementById(“num1”).value; const b = document.getElementById(“num2”).value; // 本当は数値の加算をしたいのに文字列連結になる const sum = a + b; document.getElementById(“result”).textContent = sum; }); </script> </body> </html> このプログラムは「5」と「3」を入れてボタンを押すと 53 と表示されてしまいます。原因をデバッガを使って探してみましょう。上がブラウザ表示、下がソースです。ソースのファイル名を「js_debug.html」としています。 DevTools の開き方 ショートカットキー Mac: ⌘ + Option + I Windows: Ctrl + Shift + I またはページ上で右クリック → 「検証」 開いたら Sources タブ に切り替えます。 Sourceタブを開いたら、左側ペインの「js_debug.html」を選択する ブレークポイントを設定する const sum = a + b; の行番号をクリックして赤丸を付ける 「計算」ボタンをクリックして処理を実行すると、その行で一時停止します ステップ実行の使い方 デバッガが停止したら、画面上部の操作ボタンでコードを進められます。 Resume (F8) → 次のブレークポイントまで進む Step Over (F10) → 次の行に進む Step Into (F11) → 関数の中に入る Step Out (Shift+F11) → 関数から抜ける 変数の中身を確認する 右側の Scope パネルで、変数 a と b を確認すると、どちらも “5”, “3” の 文字列 になっていることがわかります。 原因は input.value が文字列を返す からです。 修正してみましょう。 文字列を数値に変換してから足せばOKです。 const a = Number(document.getElementById(“num1”).value); const b = Number(document.getElementById(“num2”).value); const sum = a + b; 再度実行すると、正しく 8 が表示されます 条件付きブレークポイント 行番号を右クリック → 「条件付きブレークポイントを追加」 例: a === "5" のときだけ停止する 大規模なコードを効率的に調べたいときに便利です。 まとめ console.log() も便利だけど、デバッガなら実行を止めてじっくり調べられる 基本操作は「ブレークポイント」「ステップ実行」「変数確認」 慣れてきたら「条件付きブレークポイント」「XHR監視」なども活用可能 このサンプルをベースに、実際の開発でもぜひ DevTools を活用してみてください 関連