【Excel】知っておきたい関数 ~四捨五入とROUND関数~




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こんにちは!プロクラスの飯島です。

いきなりですが・・・上の表はエクセルで作成したものです。①~③の数字を関数を使って合計していますがズレています。
これ何故だかわかりますか?ブログのタイトルからピンとくる方もいると思いますが…わからない方は知っておいて損はないと思うので是非読んでみて下さい!

■Excelでの四捨五入は2パターンある!

★【見た目だけ】四捨五入。

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ホームタブの中にある「小数点以下の表示桁数を減らす(増やす)」アイコンをクリックすることで簡単に四捨五入が出来ます。

こちらのアイコンを使った四捨五入は表示形式を変更しただけなので、見た目は四捨五入されていますが、実際の数値は元のままとなっています。
実際の数値はセルを選択することで確認できます。

★【数字ごと】四捨五入。

ROUND関数を使って四捨五入する方法です。
表示したい桁数を指定して四捨五入することができます。
こちらの方法は見た目だけでなくセルに入力している数字ごと四捨五入したものに変更します。

■はじめの表

もう一度はじめに見ていただいた表を見てみましょう!もうおわかりかと思いますが、こちらは「小数点以下の表示桁数を減らす(増やす)」アイコンを使っていたので、小数点以下が四捨五入されていたのです。

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ということで・・・、このようなズレを防ぐために、ROUND関数を使っていきましょう!

■ROUND関数の使い方

前回の関数と同様に[fx(関数の挿入)]のアイコンから「ROUND」を選択します。

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「数値」の欄には、四捨五入したい数値を入力します。

ここには、数値を直接入力することもできますが、セルを選択したり、数式を入力することが多いかなと思います。

「桁数」の欄には、四捨五入する桁数を数字で入力します。

これには既に決まったルールがあり、以下のように指定します。記載していない桁数も数字を増やす(減らす)ことで指定することができます。

十の位 -1
一の位 0
小数点第一位 1
小数点第二位 2
小数点第三位 3

★例えば・・・

はじめの表にROUND関数を使用してみました!

D列に、小数点以下を四捨五入するようROUND関数を入力しています。

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数値の欄にはC列のセルを選択し、桁数は一の位から表示したいので「0」と入力しています。あとは、オートフィルでコピーするだけ!・・・ですが、この時に合計のセルまでコピーしてしまうと、またズレてしまう(7.5を四捨五入してしまいます!)ので注意です!これで、ズレのない表となりますね~!

■今回はここまで!

エクセルでの四捨五入…、ご理解いただけたでしょうか?

私は、どちらの方法も知ってはいたけど、違いが理解できておらず悩まされたことがありました。。。簡単だからとついつい関数を使わない方法ばかり使用していました・・・。今は、消費税の計算などお金が絡んでくる時には必ずROUND関数を使うようにしています。
エクセル初心者の方におすすめの講座も開催していますのでこちらもどうぞ。

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