はじめての動画制作にチャレンジ!〜新しいソフトを最短で使えるようになるための方法〜




中山先生 こんにちは、プロクラスの中山です!普段はホームページばかり作っている私ですが、今回初の動画制作にチャレンジしてみようと思います。
はじめて触るソフトなのでドキドキ!最短である程度扱えるようになろうと思います!

今回使うソフト: Adobe After Effects(アフターエフェクト)

簡単な動画編集はスマホアプリなどで誰でもできるようになりました。
しかし今回は生徒さんがリリースする曲のミュージックビデオを作ることになりましたので、本格的な動画編集ソフトである「アフターエフェクト」を使うことに。

普段Photoshop(フォトショップ)やIllustorator(イラストレーター)を使っているので、Adobeのソフトを選びました。
かなりハイレベルな編集ができる反面、はじめて使う人にとってはちょっとハードルが高そう…?

ちなみに、私はこれまで全くソフトを開くどころかインストールもしたことがなかったので、このソフトに関しては超シロウトからの出発です。
それでは早速、いってみましょう!

ちなみに、この動画はアフターエフェクトの使い方を説明するための動画ではありません。使いこなせるようになるまでのポイントややるべきことを紹介しているだけなので、アフターエフェクト以外のソフトを触る方も同じようなフローで自力での学習を進めていただくことができます。

準備:ソフトを触る前にやること

ゴールがないと何をどうすればいいのかと途中で勉強がストップしてしまいます。
とりあえず作りたいものがないけど触ってみたいという方はここは飛ばしていただいてOKですが、まずは目標を決めておきましょう。

  1. 近未来っぽい動画を流す
  2. 文字をフェードイン・フェードアウトさせる
  3. 動画がだんだんズームインする
  4. キラキラした装飾が画面上でアニメーションする
  5. プロクラスのロゴを出す

こんな流れでサンプルの動画を作ってみようと思います。
さて、「近未来っぽい動画」は素材として準備しておかないといけませんね。
下記のサイトから無料の動画素材をダウンロードしてきました。

素材動画のダウンロード:Pixabay(ピクサベイ)

ここで「未来」というキーワードで検索して、下記の動画をダウンロードしました。無料なのにかっこいいですね。

あとはロゴはプロクラス のものを準備して、キラキラはこのソフトの中で作るので準備は万端です!

アフターエフェクトの画面を開く

早速ソフトを起動!アフターエフェクトを立ち上げた時はこのような画面です。

うん、なんじゃこりゃ 😛 😛 😛 

フォトショップやイラストレーターに慣れている私ですが、これはさらに複雑です!普段あまりパソコンを触らない方であれば即閉じてしまうレベルにたくさんの窓がありますね。上の段が3列、下の段が2列…… 😈 

でも他のAdobeソフトなどを触ったことがある方はなんとなく見覚えのあるボタンもあるので一安心です。

さらに私たちを悩ませるのは、たくさんのカタカナの専門用語です。
「レイヤー」は画像編集系のソフトを触っている人はなんとなくイメージがつきますね。それ以外に「コンポジション」とか「プロジェクト」「デュレーション」とか、大事だけれど意味不明な単語がいっぱい出てきます。

しかし、全てを覚えようというつもりはありません。一番手っ取り早い方法、それは「実践」です。

まずは入門動画を見ながらやってみる

GoogleやYahooで調べると、使い方を紹介しているホームページやYouTube動画が世に溢れています。今回のような画面が複雑なソフトの場合はホームページよりも、YouTube動画の方が画面を見比べながら進められるので便利です。

早速、「アフターエフェクト 入門」で検索して出てきた動画を見ます!
やはりプロから教えてもらうのが一番ですね。「超初心者」がターゲットになっているこちらの動画を見ながら、言われた通りのものを作りました。

一回では「今先生はどこを押したの?」「なんていうメニューを使ったの?」など見逃してしまう部分もあると思うので、詰まったら何度も動画を巻き戻して再生します。パソコンの全画面で動画を見た方が小さいメニューが見えやすいこともありますので、工夫して動画の真似をしながらやってみましょう。

参考動画:【超初心者向け】はじめてのAfter Effects。簡単なアニメーション作成の流れ

【超初心者向け】はじめてのAfter Effects。簡単なアニメーション作成の流れ

まずはちょっとしたアニメーションが完成するので満足 😳 
…だけで終わってしまうと学習になりません。まずはこの動画を通して「左上の窓に素材を入れたらいいのか」「ストップウォッチのマークを押したら下の入力欄でタイミングを指定できるんだな」など、操作に必要な部分がどこなのかをしっかり観察します。

自力でちょっと応用してみる

不透明度の位置を動かしてみたり、配置するパーツのサイズを変えてみたりなど、少し自分なりに変更を加えて「どこを触ったらどこが変わるのかな?」など感覚的な部分を身に付けておきましょう。

慣れるまでの期間は使いこなしたいソフトの種類やパソコンの習熟度など、人によって異なると思いますが、「なんとなく自分で調整するのはできそうだな」という感じがするまで触ってみるようにしましょう。

早速自分の動画を作ってみる

先ほどの動画を見て、自分の「プロジェクト(動画が入っているフォルダのようなもの)」を作成する方法がなんとなくわかりました。「デュレーション(再生時間の長さ)」を指定して「コンポジション(動画のデータ)」を用意しましょう。
完全に正確かどうかは別として、このように自分なりに意味のわからない単語は日本語訳しながら進めると途中で心が折れません!

しかし、先ほどの入門動画ではやっていないことがたくさんあります。

・入門動画は動画の素材など外部のデータを使っていない
・キラキラのパーツ(パーティクル)の作り方は教わっていない

などなど、「これをこうしたい」と思う部分がたくさんあると思います。
このような要望・悩みは言語化することが必要です。なぜなら、それをGoogle検索すれば答えを教えてくれる動画がたくさんあるからです。

ここからは、私が調べたキーワードとみなさんが知りたい内容は知りたいことによって変わってくると思います。

検索キーワード「アフターエフェクト 繰り返す」
⇒参考サイト:【After Effects】タイムリマップを使って動画素材をループさせる方法

検索キーワード「アフターエフェクト 透かす」
⇒参考サイト:不透明度を調整しよう!After Effects でフェードイン・フェードアウトさせる方法

検索キーワード「アフターエフェクト 動画 重ねる」
⇒参考サイト:描画モードでレイヤーを合成しよう!

検索キーワード「アフターエフェクト 色調」
⇒参考サイト:【2020年版】AfterEffectsの使い方 #1「エフェクト」

検索キーワード「アフターエフェクト パーティクル」(キラキラは「パーティクル」と呼ばれています)
⇒参考サイト:CC Particle Worldでキラキラが流れて文字が出現するアニメーションの作り方

このような検索をGoogleで繰り返し、だんだんと様々な編集を加えていきます!ホームページでやり方を掲載しているサイトは「内容が自分の求めているものか」「読みやすいか」「図などでわかりやすく解説されているか」で判断し、読む必要のないページは即閉じて最短で必要な情報を取捨選択していきます。(これはコツをつかんでいただく必要があります)

「アフターエフェクト 〇〇」と、後ろに自分がやりたい編集内容をつなげて検索すると、最適な情報を Googleなどの検索エンジンが提案してくれるので活用しましょう。

つまづいたポイント

キラキラ、ことパーティクルですが、アフターエフェクトだけでできるやり方と「プラグイン」という外部のプログラムを使ってやる方法があるようです。
今回有料のプログラムを購入するつもりはありませんので、「アフターエフェクト パーティクル プラグインなし」などで調べる必要があります。
私は「どうやらプラグインを使わない物は【CC Particle World】というらしいぞ」というヒントを得たので「CC Particle World キラキラ」で検索しました。

アフターエフェクト で作った動画が完成!

結果、1日で簡単な動画制作ができるようになりました。

シンプルですが、なんだかそれっぽくできました!

ここから先にもっと複雑な編集をしたい場合も、基礎が分かっていれば大体どこを編集すればいいのかが理解できますのでサクサクと学習を進めることができます。

さらにつまづいたポイント

できたできたと安心していたら「書き出し」でつまづきました。
Macの動画として書き出す方法を調べたのですが、完成した動画のサイズが大きすぎたりうまく再生できなかったりなど困ったことが起こりました。

結果、「Adobe Media Encorderキューに追加」という方法で動画を書き出したらうまくいきました。確認用に画質を下げた動画を作成することも可能です。

参考サイト:アドビアフターエフェクト:書き出す動画の容量を軽くする

結論:基礎の学習と、調べる力・観察力が大切

このような流れで動画編集ソフト以外でも様々なソフトの使い方、またはホームページの作り方やプログラミングの学習の仕方など様々な技術の習得がスムーズに行えます。
便利な世の中になりましたね。

どんな技術を学ぶ時も「これを作ろう」「どこが覚えておくべきポイントかな」など、観察しながら進めるとかなり効率的に身に付けることができます。

さらには、技術だけではなく日常のお仕事や人とのコミュニケーションであったり、お料理や家事なんかでも、何にでも応用することができると思います。
「どうやるんだろう?」「もっとよくするにはどうしたらいいのかな?」をまずは調べてみる癖をつけるととても楽しいですよ!

最後に

この記事を見て「動画編集の方法を知りたかったのに、自分で調べろなんてひどいじゃないか!」と思われた皆さん、すみません。
でも、今自分で何が分かっていないか、何を知りたいと思っているかを言葉にして「アフターエフェクト 動画 重ねる」などの検索キーワードを考えることってとっても大切なので、ぜひ面倒がらずに自分でチャレンジしてみてください。

結局やってみたけどわからなかったよって方は、お気軽にプロクラスへご連絡ください。マンツーマンレッスンをご用意することが可能です!

以上、読んでいただきありがとうございました 😀