知らないことを理解するには・・・




皆さんこんにちは、プロクラスの野間です。

プログラムを組んでみようと思って本を買った・WEBで検索した・・・けどまったく意味が分からなかった。
なんて経験はありませんか?
人によって理由は様々あると思いますが、人に教える仕事をしていて幾つもの「これが原因かなぁ」と思うことがあります。
今日はそんな風に思う中の一つのお話

■理解の方法

普段、私たちは何か新しい事(物)に出逢った時、過去に似たものと照らし合わせて「●●みたいなものかな?」的な理解をしていると思います。
1c42c3bc55ded6b7527d20d9b28dafd4_m
TVで便利グッズが紹介されて「何をする便利グッズでしょうか?」と問われて皆で検討する。
なんてコーナーありますよね?
あれを見ていてわかると思いますが、私たちは自分の「知っている事と照らし合わせて考えます」。
便利グッズの使い方説明が始まると、途中で「あ~なるほど~」と思う瞬間があると思いますが、それが自分の知っている事と一致した瞬間なわけですね。

ゲームでも良く出てきますが「青い楕円の石板を手に入れた」の後、別の部屋で「青い楕円のくぼみがある」なんてメッセージが出たら「あ~これの事か~」って思いますよね?

では、一致するものが無かったらどうでしょうか?

■知らない事の理解

今までに、意味を説明されても全く理解できなかった事ってありませんでしたか?
例えば、何かの役所に提出する書類とか。
書き方の説明まで書いてあるのに、それでも意味が分からないなんて事ありますよね?

一度目は苦労して提出、二度・三度・・・
何度も繰り返しているうちに気が付けば、なんとなく意味が分かるようになってきた。
もちろん、お役所関連だけでなく「そういえば、繰り返しやっているうちにわかるようになってるなぁ~」って事ありませんか?

次は知らない度合いを上げた例です。
皆さん「象徴」の意味を説明できるでしょうか。
この単語が出来た時を想像してみてください。
これも、はじめは意味が全く分からないはずですが、何度も聞いていくうちに、何となく共通点を通して「こんな意味かなぁ~」と理解していくと思います。

これらに共通している点が解決策です。
これらの共通点は「繰り返し」ているうちに理解していく・・・

■知らないことだらけ

最初にプログラムを理解しようとすると、正にこれと同じ事が起こります。
人によって事前知識は異なりますが、全く知らない状態からやったとすると、
プログラムは
・今までにやった事のない方法で
・今までに使った事の無いものを
・今までに使った事の無いもので
・今までになかった結果を生み出すものを作る
作業です。(もっと色々知らない事はあると思います)

9b82ab7dfa18a0d4853d90f2a2aad1ef_sどの点を基準に過去の共通点と照らし合わせて理解できるのかと問いただしたい気分ですね。

先のお役所資料と比べて、こちらの方が難易度が高い事がわかるのではないでしょうか。

さて、これについての解決方法ですが、やはり「そういえば、繰り返しやっているうちにわかるようになってるなぁ~」しかありません。

やる事なす事、全て new! です。「そういうもの」と受け入れられないと先に進めません。
逆に、受け入れられた人から理解していきます。
new! を受け入れた人にとっては、もう new! ではないので、次は私たちの得意技「知っている事と照らし合わせる」ための『材料』となります。
コンピュータは一定のルールで動いていますので、それを指示するプログラムにも一定の法則があります。
気が付くと new! と思っていた事は前の new! とソックリなんて事だらけになります。

こうなってしまえば、後は次の段階となるのですが、ぶっちゃけ、知らない事やるのって辛いんですよねぇ・・・

 不思議な事ですが、書いてあるものを理解するより、人に言葉で伝えられた方が理解しやすくないですか?
更に、言葉だけで伝えられるより、目の前で伝えられた方が理解しやすくないですか?
(私だけでしょうか・・・)

私たちProclassでは、この辛い部分を少しでも楽にするお手伝いが出来ればと考えています。