ユーザを知ると見えてくるUI




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こんにちは、プロクラスの和方です!
 
僕は現在webのアシスタントディレクターとして、UI/UXの勉強をしています。
UXの重要性が注目されるようになってしばらくたちますが、最近までUIとUXの結びつきがいまいちピンときていませんでした。
そんな中、最近「UXを考えると見えてくるUIの変化」に関して僕自身気付いたポイントがあるので、今回は書いてみたいと思います。
 

■UI?UX?

UI(ユーザーインターフェイス)は「Interface = 接触面」とあるように、ユーザーが直接見たり触ったりするすべての部分をUIと捉えることができると思います。
UX(ユーザエクスペリエンス)は「Experience = 体験」ですので、ユーザーがUIと触れ合って得られる体験と捉えることができます。
「UIと触れ合って」と言っても、ユーザーがそのUIに触れる環境や、触れる前に考えていたこと、

年齢は?性別は?等ユーザーがどんな人物であるかによって、同じUIであっても受け取るものは全く変わってきます。

■例えば

例えばランニング用のスマホアプリを作るとします。

ターゲットが「マラソンが趣味の20代の男性」だった場合、
・ランニング中の画面操作を想定しボタンや表示は大きく
・疲労による視認性の低下も考えられるので、要素同士のコントラストは強めに
・走った距離とタイムをわかりやすい位置に表示
・目標距離を完走時には称賛のメッセージを出す
・モチベーションが湧くような動きのあるエッジの効いたデザイン
といった点にフォーカスしたUIが考えられると思います。
 

■ターゲットがもしも…

しかし、「ランニングによってダイエットを行いたい女性」がターゲットだった場合、走った距離やタイムよりも燃焼したカロリーを目立たせたり
体重の変化をグラフ化するなどして、体重が減ることの達成感を味わえるようなUIが適切かもしれません。
ダイエットは大変で、とっつきづらく続きにくい所があるので、気軽さを感じさせるデザインを取り入れるのもいいと思います。
 
年配の方をターゲットにした場合は、もっと表示を大きくたり、直感的にわかりやすいボタン、操作の簡略化が求められるかもしれませんし、
そもそも高齢者のスマホ普及率から考えれば、スマホアプリ自体が理想的ではないかもしれません。
 

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■まとめ

このようにユーザーが10人いれば10通りの体験があり、理想的なUIはそれに比例して存在するのだと思います。
ただ使いやすいとか、主観的にいいと思えるUIだったとしても、それを使う人によっては必ずしも良い体験をするとは限りません。
より良いUXを実現させるためには、まずターゲットとなるユーザーをしっかりと見極め、それに沿ったUIを導き出さなければならないと思います。
僕も良いUXを作り出すために、いろんな人とコミュニケーションをとって色々な考え方を知り、サービスに反映できるよう切磋琢磨していきたいと思います!