クリエイターを目指す皆さんへ




皆さんこんにちは、プロクラスの野間です。

ちょっと表現が難しいのですが、クリエイターを目指す皆さん、
どの程度の腕(技術?)があるかを聞かれたとき、
「LightWave3Dが使えます」とか「VisualStudioが使えます」とか答えちゃだめですよ?
学生さんや新人さんと話していて、時々勘違いしているんじゃないかなぁと思うことがあるので念のため。

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■それはツール(道具)

結論から言うと「LightWave3D」や「VisualStudio」は道具です。
何かを作るために必要な道具。材料ですらありません。

別の題材に置き換えて会話をやり直してみます。

タクシードライバーさんに対して
問)どの程度の腕ですか?
答)トヨタのカローラが運転できます

と、会話しているのと同等です。
この会話、おかしいと思いませんか?

『車の運転みたいに統一されたものじゃなく、モデラーは個別で使い方が全然違うから一緒じゃないよ』
と思いますか?

ならばビデオ録画なら如何でしょうか?
ビデオ録画は各メーカーにより操作は異なるでしょうが、
PanasonicのDIGAでの録画はできます!SHAPRのAQUOSとは使い方が違うから!
と、なるでしょうか?

『いやいやいや、ビデオ録画とでは難易度が全然違うよ』
確かに難易度は違いますが、内容は同じなのです。

■ツール、それは手段

そもそもの大前提が異なっています。
前提条件は「モデラーを使うことではない」のです。
目的は「作ったものがほしい」のです。
極論、何で作っても良いわけです。

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ビデオ録画では、「何で録画したのか」はどうでもよくって、
大事なことは、後から録画が見られることですよね。

プログラムもどの開発環境が使われたのかはどうでもよくって、
出来上がった実行プログラムが正しく稼働するかが重要ですよね。

■じゃぁ何が腕なのか

ズバリ「あなたが作ったもの」があなたの腕を表します。
なんといってもあなたの作品ですからね。

そもそも自慢している「点」が異なっています。
「LightWave3Dが使える」だと「LightWave3D」がすごいと言っているようなものです。

→「LightWave3Dが使える」ことがすごい
→「おお!あのLightWave3Dが使えるのか!」
→なぜ「LightWave3Dが使える」すごいのか?
→「LightWave3Dがすごいから」

でしょうかね?

アピールするのなら
『LightWave3Dを使っての作成速度なら誰にも負けません』などでしょう。
これなら限定条件下ですが作成速度には自信があるとのアピールになります。

他人とは違う点を示すわけですね。 003

■何が言いたいかと言うと

ツールの「使い方を必死に学ばない」ようにしましょう、って事です。
大事なことは「何を作ろう?」ですよ、と。