ワイルドカードと正規表現の使い方と違い




こんにちは。プロクラスの国府です。

今回は「ワイルドカードと正規表現」というテーマのブログになります。

コンピュータの世界では、ファイル検索・文字列検索・入力チェックなど、さまざまな場面で「パターン指定」が使われます。
その代表的な方法が ワイルドカード と 正規表現 です。

本記事では、

・ワイルドカードとは何か

・正規表現とは何か

・両者の違い

・どの場面でどちらを使うべきか

を、初心者の方にも分かるように解説できればと思います。

ワイルドカードとは?

ワイルドカードとは、特定の文字の代わりに使う簡易的な記号です。
主にファイル名検索や簡単なパターン指定で使われます。

記号 意味
`*` (アスタリスク) 任意の文字列(0文字以上) *リンゴ → リンゴ、青リンゴ
`?` (疑問符) 任意の1文字 ?リ → アリ、オリ、キリ
`~` (チルダ) `*や?`などの記号自体を文字として検索したいときに使う ~?→ `?`という文字を検索
[] (角括弧) 指定した文字のいずれか1文字に一致 [佐伊]藤 → 佐藤、伊藤
[ – ] (範囲指定) 指定した範囲内の文字のいずれか1文字に一致 [a-c] → a, b, c のいずれか
[! ] (否定) 指定した文字以外のいずれか1文字に一致 [!あ-お] → あ~お以外の文字
# (シャープ) 任意の1桁の数値(0~9)に一致 ## → 2桁の数字
+ (プラス) 直前の文字の1回以上の繰り返し Lo+p → Lop, Loop… Lpには一致しない

ワイルドカードの特徴

・書き方がシンプル

・覚えることが少ない

・ファイル操作や検索に向いている

・複雑な条件指定はできない

正規表現とは?

正規表現(Regular Expression)は、文字列のパターンを厳密に定義できる記法です。
プログラミング、検索、バリデーション(入力チェック)など幅広く使われます。

正規表現でよく使う記号一覧

記号 意味
`.` 任意の1文字(改行以外) `a.c` → `abc`, `a1c`
`*` 直前の文字が0回以上 `ab*` → `a`, `ab`, `abb`
`+` 直前の文字が1回以上 `ab+` → `ab`, `abb`
`?` 直前の文字が0回または1回 | `colou?r` → `color`, `colour`
`[]` いずれか1文字 `[abc]` → `a`, `b`, `c`
`^` 文字列の先頭 `^abc` → `abc123`

正規表現の特徴

・非常に表現力が高い

・細かい条件指定が可能

・学習コストが高い

・可読性が下がりやすい

ワイルドカードと正規表現の違い

ワイルドカードと正規表現の違いを下記の表にまとめてみました。

項目 ワイルドカード 正規表現
難易度 低い 高い
表現力 低い 非常に高い
主な用途 ファイル検索 文字列検証・解析
記述量 少ない 多くなりがち
学習コスト ほぼ不要 ある程度必要

使い分けのポイント

  • ワイルドカードが向いているケース

    ファイル名検索

    単純な一致条件

    コマンド操作(ls、find など)

    初心者向けツール

    例 bash:

    ls *.log

  • 正規表現が向いているケース

    入力フォームのバリデーション

    ログ解析

    プログラミングでの文字列処理

    検索条件が複雑な場合

    例(PHP):

    preg_match(‘/^[a-z0-9_]+$/’, $username);

まとめ

ワイルドカード
→ 簡単・直感的・ファイル操作向き

正規表現
→ 強力・柔軟・プログラミング向き

最初はワイルドカードから慣れ、
「もっと細かく条件を指定したい」と感じたら正規表現に挑戦するのがおすすめです。

以上、「正規表現とワイルドカードの違いと使い方」でした。