京都造形芸術大学での授業がスタートしました!




皆さんこんにちは、プロクラスの野間です。a1180_007893

今回、ご縁がありまして 京都造形芸術大学さんでUnityの授業を行うことになりました。 「造形芸術」でプログラム?と、思うかもしれませんが、どうやら教える事はそれ(造形)だけではないようですよ(笑) Unityの授業はスポットではなく1年をかけて教える授業です。 まだ始まったばかりですが、序盤の感じをお伝えしたいと思います。

■生徒さんのやる気が凄いです

世の大学生さんたちには大変失礼ですが、私はあまり学生に「勤勉」とのイメージがありませんでした。(私が勤勉でなかったからでしょうね・・・) 多くの学生さんは大学に「遊びに行く」イメージを持っていたのですが、 生徒さんは一所懸命に学んでいると感じました。 質問も出ますし、授業の進行よりも早く教材を先に進んでやってしまう方もいるほどです。 Unityを使って最初にやる事は白の四角いPNG画像を画面の中央に表示する事なのですが、画像ですので「自分の写真でも同じ事が出来ます」と説明を付け加えると、数分後には本当に写真を表示している方がいたり、四角い箱が複数個「落下する」プログラムを組んだ時はまるで雪のように大量に増やしている方がいました。

学生さん自身の努力の結果である事は間違いないのですが、これは大学の方針によるところも大きいのではないかと感じました。 先輩の先生のお話によると、1,2学年で徹底的にその部分を鍛えているそうです。 成果は非常に出ていると感じます。

もちろん授業の内容も頑張っています。 プログラムは事前の知識を数多く必要とするのですが、まずはじめにここで挫折します。 まず「何か動くもの」を作るのに数ヶ月かかる・・・しんどすぎます。 もしもプロとしてやっていくなら基礎知識は大変重要です。ですが、そもそもそれ以前に挫折しては元も子もありません。 それに、必ずしもプロを目指している子たちばかりではありません。 Unityの授業ではこの点を解決するために、毎回のように「何か」を作ります。 イメージ的には「全編理科の『実験』」的な感じを目指しています。机上で習うよりも実験して学ぶ。作ったものが目の前で「動く」結果として「見る事が出来る」のは楽しいと思いませんか?

授業終りに一言レポート的なものを記入してもらっているのですが、そこに感想を書いてくれる生徒さんもいて、今のところかなり好評です。 1回目の授業では「Unityの使い方」レベルの授業なので「玉が飛ぶ」とか「ぶつかる」程度の内容なのですが、作ったものが動く事に感動を持ってもらえているようです。意見の中には「この程度でテンションが上がるとは思わなかった」的なものがありました。(笑) 物理演算って、動きを見ていて何か気持ち良いんですよねぇ。

動かないものなら静止画が最適です。同じ動きをするだけなら動画が最適でしょう。私はプログラムの真価は状況に合わせて変わる動き「インタラクティブ」にあると思っています。生徒さんにはそれを感じてもらえたら良いなと考えています。a0003_001808

■授業内容はPROCLASSで行うUnityの授業とほぼ同じ

PROCLASSのUnity授業の対象年齢は「中高生以上」とさせて頂いています。 「子供向け授業を大学で?」と思うかもしれませんが、そう思った方はすごく大きな勘違いをしています。 学校の勉強が、小中高大と難しくなるのは、年齢が高くなるからではありません。同じ分野の勉強を続けているので難しくなっているだけです。 算数の「足す」「引く」を覚えたから次は「掛ける」「割る」その次は「分数」・・・と物事を習う際に事前知識があるから次の難しい事を学んでいけるわけですね。足し算や引き算を習う前に連立方程式なんて理解できるわけがありません。 そう、算数なら算数を、理科なら理科を大学生ともなれば12年間も学んでいるわけです。それを前提としているので、次のさらに難解な授業に進めているのです。

では、プログラムに関しては如何でしょうか? 小中高大、社会人も含めて、どれだけ学んできたでしょうか? 多くの方にとっては、ほぼゼロだと思います。

プログラムを学ぶ点に関しては全員が小学1年生なのです。 大人だからって難しい事はわかりませんし、子供だからって簡単な事しか出来ないわけじゃないんです。 「子供でもわかる」事を目標としていますが、決して「子供向け(子供専用?)」カリキュラムではありません。言葉遊び的ですが、非常に重要な点と信じてカリキュラムを作成しています。

■PROCLASSのUnity講座の詳細はこちらから♪

中学生・高校生のためのゲームアプリを作ろう塾

unity_main_img