こんにちは、プロクラスの中山です!
最近、1日でホームページを完成させるWordPress講座を過去に受講された方々から「作ったホームページに決済機能(オンラインショップ機能)をつけたいんです」というご依頼をいただく機会が増えてきました!
基本的なオンラインショップ化は、マンツーマンレッスンを2〜3時間程度受講していただき完了するのですが、今回はさらにステップアップした内容をご紹介します。
・・・とはいえ、有料プラグインの設定やそれを使ってかっこいい見た目のWebサイトにしようと思ったらかなり複雑なところもあり、若干プロ向けなものも。ご自身で「やってみたい!」という方はお気軽にお問い合わせください 🙂
目次
【基本となるプラグイン】Woo Commerceでオンラインショップ
⇒https://ja.wordpress.org/plugins/woocommerce/
基本的なオンラインショップ機能はこれ一つでOK!グラフでの売上のレポート表示やクーポン券発行もバッチリ揃っています!
世界中で使われているプラグインなので、もし海外発送なんかを予定されている場合にも、地域によって細かく送料を設定したりできるので役立つと思います。
基本的に日本語にも対応しているので安心して使えます。(元が英語のプラグインなのでちょっとフランクな言い回しが気になる場合は多少改造が必要になりますが・・・)
日本での WordPressの勉強会などにも出展されており、以前WooCommerceのロゴ入りステッカーやボールペンなどをもらいました 😳
「WooCommerce 使い方」などで調べると、たくさん情報が出てくるので頑張って自分で設定にチャレンジしてみるのもおすすめです。
クレジットカード決済は別途お申し込みが必要です!
多くの場合、オンラインで決済が完結するようにクレジットカードを使えるようにしたいのではないでしょうか。
代引き決済と銀行振込は元々使えるのですが、クレジットカードの情報はセキュリティ上の都合で決済代行会社を通してのお支払いとなります!
Paypal(ペイパル)のビジネスアカウントをお持ちの方はそれをWooCommerceに連携したり、 お申し込みがスムーズでお客様がアカウント登録などをしていただく必要がないStripe(ストライプ)決済を申し込んでいただくのがおすすめです。
これらは月額手数料がかからないので、スタートしやすくておすすめです 💡
【無料プラグイン】日本の住所表記に対応して、配送日時指定機能をつけよう!
⇒https://ja.wordpress.org/plugins/woocommerce-for-japan/
WooCommerceは基本的には日本語対応できていますが、住所の順番が違ったり、そのままでは不自然なところがあります。
そこで、無料プラグインのこちらのプラグインを使うと住所の順番が自然になり、さらにふりがなの入力欄を増やしたり配達希望日を指定できるようにしてくれたりと何かと役立つ機能が満載です。
国内での販売をお考えであれば、こちらをインストールしておくと良いでしょう。
【有料プラグイン】商品オプションを設定する
⇒https://woocommerce.com/products/product-add-ons/
⇒https://yithemes.com/themes/plugins/yith-woocommerce-product-add-ons/
WooCommerceの便利な有料プラグインを作っているところの大手(?)は上記の2つで、それぞれ同じようなプラグインを開発しています。ドルで販売されているのでハードルは高いのですが、有料プラグインを使うとかなり柔軟なカスタマイズが可能です。
例えば、下記は2つ目のYITHの商品オプションプラグイン($99)を使って商品のギフト包装を選べるようにしたサイトの例です。
【有料プラグイン】複数の住所への配送
⇒https://woocommerce.com/products/shipping-multiple-addresses/
こちらも有料プラグインです。ギフトのご注文の際に、5つ買ってそれぞれを別の配送先に送りたいということってありますよね。
お中元やお歳暮などでオンラインショップを活用してもらいたい時には必須の機能です。
ただし、バリバリ英語表記です!!日本語の翻訳は現時点ではありません。もし使用する場合は、後で紹介する「英語のプラグインを日本語に翻訳する」というステップが必要になるのでご注意ください。
下記は日本語表記に変更したものです。
【有料プラグイン】予約システム
⇒https://woocommerce.com/products/woocommerce-bookings/
人気の予約システム!カレンダーから日付や日程を選んで、ツアーやレンタル、宿泊などを予約することができます。
ただし、かなり複雑なシステムなので高い・難しいとハードルは高めです!プロに頼んだ方がいいかもしれません。
下記はバリ島でのツアーを予約できるWebサイトです。ドルで購入するように作りましたが、もちろん日本円決済の設定にもできますよ!
【無料プラグイン】PDFの納品書を発行!
⇒https://ja.wordpress.org/plugins/woocommerce-pdf-invoices-packing-slips/
オンラインショップの商品を発送する時に、一緒に納品書を添付して送ることってありますよね。その納品書を管理画面から発行することができます。
これはとっても便利!日本語にも対応しているのでありがたい。
・・・と思いましたが大きな落とし穴があります。
容赦無く文字化けしており、豆腐文字と呼ばれる□□□□が文字と置き換わっております。
これは文字のフォントがないことが原因となっており、下記のサイトで紹介されているような方法で修正が必要です。
参考サイト:WooCommerceで納品書の日本語表示
修正したものが、こちらです。
【無料プラグイン】配送時の送り状番号を発行してメールで送付!
⇒https://ja.wordpress.org/plugins/woo-advanced-shipment-tracking/
これも便利です!感動レベルですね。
ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便などを利用して商品を発送することになるかと思うのですが、「商品を発送しました」というメールに送り状番号と追跡URLをつけてくれるのです。
かなり優秀なプラグインですね。
しかし、悲しいお知らせです。
バッリバリの英語表記です。これがお客さんにメールされてしまうとちょっと信用問題ですね。
英語のプラグインを日本語に翻訳する
オンラインショップ系のプラグイン以外でも、日本語に対応していない便利なプラグインがたくさんあります。
そのようなプラグインはまだ日本語の翻訳データがないから。ないなら、作ればいいじゃない。そのためのプラグインがこちら。
⇒https://ja.wordpress.org/plugins/loco-translate/
ロコ・トランスレートをつかって、日本語表記に変えたいところの翻訳情報を登録していきましょう!
プラグインを有効化し、このプラグインの設定画面から「Advanced Shipment Tracking for WooCommerce」など、翻訳を追加したいプラグインを探します。
やっぱりまだ全く翻訳情報がなかったようなので、日本語の翻訳ファイルを新規で用意します!
そして、日本語に置き換えたいな〜という文章を検索窓に入れ、翻訳データが作れそうか確認します。
下記の画面の中に翻訳したい英文が出てきたら、下の段の「日本語の翻訳」というところに日本語を入力。下記の場合は「Tracking Information」という文字を「配送方法について」という日本語に置き換えています。
コツコツと表示されている文章を日本語に置き換えていき、最終的には下記のようにお客様へのメールを日本語化することができました〜 😛
ちなみに、「JP Post」という部分は翻訳プラグインで置き換えできなかったです。。ヤマト・佐川は下記の通り。
WooCommerceでの可能性は無限大
さて、まとめです。本当はまだまだ紹介したい機能やマニアックなカスタマイズがめちゃくちゃたくさんありますが、今回はここまでにいたします。
紹介したもので英語だらけの説明が出てくるページもたくさんありますので、Google翻訳などを駆使しながらぜひ色々調べてみてください。
自分でプログラムした方が早い!という人はいいのですが、かなり複雑なシステムでも市販のもの・無料のものを使えるのはありがたいですよね。
みなさんもぜひチャレンジしていただき、行き詰まったらプロクラスへご相談ください〜!