京都府実施の職業訓練でプロクラスがIT授業を担当しました。




切ることは目的か手段か

こんにちは。プロクラスの吉田です。

ヨシダミツヒロ(@milan40920)

就活で結果が出なかった卒業生の方々に対し、パソナさん、エンカレッジさんが行なわれている京都府の取り組みである訓練カリキュラムにプロクラスが

  • ITプログラミング基本
  • デザイン基本
  • OA基本、応用

の授業を2ヶ月にわたり実施させていただきました。

プログラミング基本では、 「プログラムを知るために、身近な方法でプログラミングを体験してみよう!」
「JavaScriptを使った基本的なプログラムの組み方」
「JavaScriptで任意の座標に画像を描く方法」   デザイン基本では、 「デザインよりも大切な2つのこと」
「デザインをするために必要な工程とは」
「情報の整理とデザインパターン」
「広告、プレスリリース、企画書タイトルの制作」

OA基本、応用では、 「Word、Excelを乗りこなそう!」
「3時間で学ぶ Wordで一番重要な2つの要素」
「3時間で学ぶ Excelの重要なポイントと使いこなし方」

を実施。 参加してくれたみなさんは、時間中一生懸命に取り組んでくれました。 IMG_9779_500 3つの授業を通して、今回私たちが実施した授業のテーマは、

「目的を理解し、目的に向かって取り組む」

です。 授業というのは得てして「受け身」であり、「言われた通り」やらされて時間を過ごしてしまいがちですし、授業をする側もその大切な部分を特別に意識させずに実施しがちです。 また、教え、学ぶ内容はあくまでも一例であり、社会で行われる業務の1シーンでしかありません。
その授業(プロクラスでは上記の3種類の授業)の中で行う作業の中から、大切なエッセンスを抽出できるかがポイントとなります。 ■大切なエッセンスとは何か 授業の内容は、別々のITスキルを学ぶためのカリキュラムではありますが、共通した目的があります。
その目的は何かと申しますと、

プログラムを組むでも「デザインをする」でも「WordやExcelで作る文章や資料」でも、
「誰に向けて何を伝えたいのか」
が最大のポイントです。

主観としての「綺麗にできた」とか、「カッコ良くできた」は称賛すべきではなく、その出来上がったものの中にある絵や情報や数値がしっかりと受け取る人にとって、しっかりと伝わったのか、理解できたのか、興味を持てたのかが最大の論点なのです。 実際、社会に出て仕事をするわけですが、その時のオーダーする側(上司やお客様)の依頼意図にまずは注力する必要があります。

分業された受注構造だと、営業やディレクターがその情報をしっかりと汲み取り、整理された状態で手元に用意してくれるはずなのですが、上司や先輩からのオーダーはそのような情報整理ができているわけではなく、指示者の性格や忙しさなどで、依頼の背景や、誰のために必要なのかなどが不明な状態でスタートします。

そこで必要なのは、日頃の洞察力やポイントを聞き取る力で情報を整理し、「誰が」「どの情報を」「どのような方法で」「いつまでに」欲しいと思っているのかを抜き出した後、プログラムやデザイン、ワードやエクセルでアウトプットするという大きくは2つの仕事と言えます。

  ITのスキルだけを提供しても十分でない場合があります。私たちプロクラスでは、例えるならハサミの機能を説明するだけでは十分ではなく、ハサミは一つの手段であり、ハサミでもカッターでもその場に応じて臨機応変に使えるスキルを用意しておくことが大切で、場合によっては「手でちぎる」選択肢も必要と考えています。

今回の取り組みでは大学を卒業した方々でしたが、一人でも多くの方が私たちの授業を通して、ITスキルに自信を持ち、社会で戦える大人になってもらいたいと思っています。

今回受講してくださった方々、是非これからも頑張ってください。

プロクラスではそのような考えのもと、企業のIT研修も実施しております。是非お問い合わせください。

ヨシダミツヒロ(@milan40920)