メモにはMarkdownを使おう




top-md

ちょっとしたメモからブログの執筆まで

本日は文書を構造化するのに非常に簡単で便利なMarkdown記法をご紹介します。

このMarkdown記法がどういうものかというと、特定の記号を行頭につけたりすることで、見出しやリスト、簡単な表などを書くことができる、というものです。例えば、見出しにしたい行の先頭に「#」を一つつけると

見出し

というふうに表示されます。これはHTMLで言うところのh1タグに相当します。行頭の「#」の数を「##」「###」などと増やしていくことでh1 〜 h5までの見出しをつけられます。

h2(## )

h3(### )

h4(#### )

h5(##### )

また、行頭に「-」「*」をつけることでリストを作ることができます。HTMLで言うところのul liにあたります。

  • リスト1

  • リスト2

  • リスト3

同様に「1. 」「2. 」「3. 」などの数字で始めると順序付きリストが作れます。こちらはHTMLのol liですね。

  1. 順序付き1
  2. 順序付き2

  3. 順序付き3

これらリストは行頭の「-」などの記号の前にタブ文字を入れることで、タブの数だけインデントを深くして階層構造を作ることもできます。

  • 第1階層
    • 第2階層

その他、

  • *で文字を囲うとイタリックに*
  • **で文字を囲うとボールドになる**

  • ***だとボールドかつイタリックになる***

画像やリンクを貼る

  • !

(画像URL)の形式で画像を貼る

  • 以下は
    ![画像のalt](http://payload32.cargocollective.com/1/4/141699/2948743/Markdown_860.png)
    と書いた場合

画像のalt


| 項目1 | 項目2 |
|——–|——–|
|セル1|セル2|
|セル3|セル4|

上のような書き方をすると以下のような表ができます。

 項目1   項目2 
セル1 セル2
セル3 セル4

専用のエディタを使おう

上で述べてきた通り、簡単な記述で構造化された文書が作れるのがMarkdown記法のいいところですが、このような記法で書いたファイルをWindowsのメモ帳アプリなどで開いても上記のような見た目にはなりません。Markdown記法専用のエディタ&ビューアアプリケーションが存在し、それを使うとリストの入力に比べて少しめんどくさい画像挿入タグなどがショートカットキーで入力できたり、きちんと整形された見た目でリアルタイムに編集したりなどができます。以下にその一例をご紹介します。

  • Windows用のエディタはHaroopad( Windows, Mac, Linuxで使えるMarkdownエディタ、HarooPadを使う)がよさそうです
  • 上記のツールを使うとMarkdownで書いた文書からpdfやhtmlを出力できます

  •  MacだとエディタはMouがいい。これもpdf, htmlを出力できます

  • その他、Qiitaが提供している Kobitoも使い勝手が良いのと、Markdown記法チートシートというのがついているので、どうやって書けばいいか忘れてしまったときに便利です。(Markdown記法チートシート自体はweb上でも見れます

markdownアニメ

上のGIFアニメはMac版のMouでこのブログのMarkdownファイルを編集しているところです。左ペインで編集した内容がそのまま右ペインに反映されています。

まずは使ってみよう

上で紹介したエディタをダウンロードすれば、Markdownを書くことはすごく簡単です。普段ちょっとしたときに取るメモなども「リストの記号は-」などと統一しておけば、そのテキストファイルの拡張子を「.md」にするだけでMarkdownの書類として扱えます。

実際には画像を貼ったり、リンクを付けたりすることは少ないですが、箇条書きメモを手軽に書けるという点では非常に便利な記法なので、ぜひ皆さんも使ってみてください。

ちなみに、このブログ記事もMarkdown記法で書いていますが、Wordpressのjetpackに含まれるMarkdownプラグインそのままではタブ入力ができないのでリストのインデントが使えないようですね。