AI時代に考える「人との報連相コミュニケーション」




こんにちは、プロクラスの中山です!

AIに仕事を手伝ってもらい、作業の効率化やビジネススピードの向上を図る人が増えてきました。
その中で、これまで「上司から指示を受ける側」だった人も、AIに対しては「指示を出す側」の立場を経験する機会が増えているのではないでしょうか。

今回は、「上司によく怒られる」「提出したものがボツになりがち」という方に向けたお話です。


AIが指示通りにしてくれない時は…

例えば、AIに
猫が笑っているイラストを描いて
と指示したとします。

ところが完成したイラストが、
犬と猫が肩を組んで笑っているイラスト
だったらどうでしょうか。

おそらく多くの人が
「指示した内容と違う」
と感じるはずです。

そして結局、
「犬はいらないので消してください」
と、追加で指示を出すことになります。

一言も「犬を描いて」とは言っていないのに、突然犬が登場したら戸惑いますし、場合によっては「ちゃんと話を聞いてくれているのかな?」と不信感につながることもあるでしょう。


実は人との仕事でも同じことが起きている

この状況、実は人とのコミュニケーションでも起こりがちです。

例えば上司から、
売上を店舗ごとにまとめたレポートを作って
と指示を受けたとします。

それに対して、良かれと思い、
「売上レポートに加えて、店舗ごとの今後予定しているキャンペーン資料」
までまとめて提出したとしたらどうでしょうか。

上司は
「なぜキャンペーンの資料がついているの?」
「私の指示、ちゃんと伝わっていたかな?」
と不安に感じる可能性があります。

あなたとしては親切心や提案のつもりでも、相手からすると
「頼んでいないことを勝手にやられた」
と受け取られてしまうことがあるのです。

もし怖い上司だったら、「こんな不要なものを作っている暇があったら、言われたことだけさっさとやりなさい!」のような理不尽な怒られ方をしてしまう可能性もあります。


まず大切なのは「指示の正確な受け取り」

指示を受ける側がまず意識したいのは、
「あなたの指示どおりのものを作ります」
という姿勢です。

そのためには、次のような確認が有効です。

  • 「条件は他にありますか?」
  • 「いつも使っているパワーポイントのフォーマットで大丈夫でしょうか?」
  • 「店舗ごとに1シートずつまとめて問題ありませんか?」

このように、納品物の内容・形式・範囲を具体的にすり合わせることで、「思っていたのと違う」というズレを防ぐことができます。


提案は“確認”という形で行う

指示された内容を正確に理解したうえで、追加の提案をすること自体は悪いことではありません。
ただし、いきなり成果物に含めてしまうのではなく、「確認」というステップを挟むことが大切です。

例えばこんな言い方です。

「店舗ごとの売上レポートをもとに、今後の売上アップ施策を検討することになると思います。
実は、各店舗で予定しているキャンペーン資料もあるのですが、参考資料として追加した方がよいでしょうか?」

このように聞けば、上司は

  • 「今回はレポートだけでいいよ」
  • 「それも一緒にあると助かる」

と判断できます。

結果として、
「なんで指示していないことをやったの?」
と言われることもなくなりますし、無駄な手戻りも減らせます。
「なぜそうしようと思ったのか」をしっかり伝えることで信頼感を得ることが大切です。


「うーん…」と言われがちな人へ

上司への報告や提出のたびに
「うーん……」
と言われてしまう人は、ぜひ指示する側の立場に立って考えてみてください。

仕事の流れは、次の順番を意識するとスムーズです。

  1. まず「指示を理解した」ことを示す
  2. 指示の不明点をしっかり確認する
  3. その上で、追加の提案を紹介する
  4. 最後に、指示された内容をアウトプットする

この順番を守るだけで、評価やコミュニケーションは大きく変わります。


もしかすると、あのAIも…

冒頭の例に出てきた「猫のイラストに犬を追加してきたAI」も、もしかしたら過去の会話の中で「将来的には犬のイラストも作りたい」という話を覚えていて、良かれと思って追加してくれたのかもしれません。

そう考えると、AIも人も、
「指示の受け取り方」や「提案の仕方」で評価が変わる点は同じですね。

日々の仕事の中で、ぜひ意識してみてください。