PC-9801の名作ブロック崩しゲーム「ぶろっく で ポン」がすごい




プロクラスの森です。

今回はPC-9801のブロック崩しゲーム「ぶろっく で ポン」を紹介せてください。


ぶろっくでポンとは

ぶろっくでポンは1980年〜90年ごろに当時の主流だったパソコンであるPC-9801向けに作られた、個人製作のブロック崩しゲームです。遊んだのはもう今から二十年以上前なのですが、今でもずっと印象に残っています。

特長としては

■ボールをいくつも出せる
■ボールの失速(重力)がある
■ブロックとステージのアイデアが楽しい

自分の好きなタイミングでボールを出せるので、2、3個を同時にお手玉のように打ち返していくのも楽しいです。
ボール10個を一度に全部使って遊ぶのが好きでした。

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ボールが増えるボーナスブロックに当てると本当にたくさんボールが出るのが面白いです。
効果音も良いので、音が出せる環境の人は聞いてみてほしいです。

どこかでみたようなアレ

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ブロックを何かの形に見立てたステージは定番ですが、個人製作のフリーゲームなので、モチーフが自由。

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ブロック崩しには「先に進んでも、ブロックの色と並び方が変わっていくだけ」という宿命がありますが、そんなマンネリ感を打ちくだくというか、気にしないというか、ステージはどれもピーキーです。

いろんなブロックたち

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ブロックの種類とデザインはどれも秀逸なんですが、一番「なにこれ」と思ったのがこれ。
何故かこれだけは「ローラー」ってそのまま書いてあるのが好きでした。
ローラーはボールで押された方向に1マス移動し、移動先にあるブロックを消してくれます。
ボールを何回も当てないと消えない硬いブロックも、ローラを使うと一回で消えてくれます。

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1プレイは8面クリアするとエンディングですが、ステージは全部で50種類あって、進むごとに分岐していきます。

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ブロックのアイデアや飽きさせないステージもさることながら、何よりインデペンデントな制作物の「なんでもあり」という楽しさを教えてくれたゲームでもありました。
タイトーのアルカノイドと並ぶブロック崩しの名作なのではないかと思います。

今も無料で配布されてる


1980年〜90年ごろに、個人制作のフリーゲームとして当時のパソコン通信で配布されていた(らしい)のですが、その頃子供だったので、あんまりよく知りません。
(確か友達のおとうさんにフロッピーディスクにコピーしてもらったような気がします)

久しぶりにどうしても遊びたくて、色々調べてみたら、なんと今でもVectorからダウンロードできました。

ライナーノーツ的なドキュメントファイルなども当時のまんまです。

けれどPC-9801は実家の父の部屋の押し入れの中。Windowsでは遊べません。
が、色々調べた結果、PC-9801エミュレーター「Anex98」を使って動かすことが出来ました。
(遊びたい一心でがんばりました)

そして久しぶりにプレイしてみて、当時はモチーフが全く分からなかった

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1ゴーレム(グラディウス)

に気づくという20年越しの発見もありました。
あの頃グラディウスをプレイしたことがなかったですが、よく見るとちゃんと弱点の位置にボーナスブロックがあったり、そういうところが細かいです。